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まだ知らない?オーガニック食品とは?メリットやデメリットは?

オーガニック食品健康食品

日本語で「有機」を意味する「オーガニック食品」。

近年、食べ物や洋服の繊維、コスメetc…オーガニックなどの表記を目にする機会が増えました。

実はオーガニックは最近耳にするSDGsとも深い関係があるんです!!

身体に優しいオーガニック食品を使用しているだけで、国際社会が取り組むSDGsに貢献できるなんて気軽で素敵ですよね♪

身体のことを考えるとオーガニック食品がいいと言われるけれど、何がいいの?と、わからないことばかりの方も多いでしょう。

これからの暮らしに取りいれたいという方や、オーガニック食品をもっと知りたい方はぜひ参考にしてください♪

オーガニック食品とは?

野菜

食におけるオーガニックは有機栽培のこと

つまり、化学肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を使用していない点で、環境にやさしい栽培方法(農業)なのです。

オーガニックの農産物を生産する場合、堆肥で土を作ることから始まり、畜産物においては家畜に与える飼料を環境負荷の少ないものにし、加工食品には食品添加物を使用しないなど手間ひまをかけて生産しています。

ミネラル豊富な堆肥から農作物を作り、それを飼料として畜産物を育て、また堆肥として利用するというサイクルで営まれる循環型農業は、地球環境の未来を考え身体への優しさを選ぶ人々から多くの支持を集めているのです!

有機栽培された農作物をオーガニックと名乗るために必要なこと

有機栽培

残念ながら、有機栽培をしているからといって必ずしもオーガニックと名乗れるわけではないのがポイントです。

国際有機農業運動連盟(IFOAM)が2005年に策定した「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4項目を原則にした「有機農業の4つの原理(Principles of Organic Farming)」に則っていることが条件のひとつになっています。

生態系

生物とその生息地を1つの部屋と捉え、その部屋のなかで起こる動的な相互作用のことを指します。微生物をはじめ、植物は栽培される場所で暮らすさまざまな生物と協力し合って成長するものです。そういった相互作用を壊さないことがオーガニックに求められています。

健康

IFOAMでは、健康を「身体的・精神的・社会的・生態的に満たされた状態である」と定義しています。私たちが健康を保つためには健康な食べ物が必要であり、そのためには健康な自然環境が無ければなりません。

公正

消費者と生産者、人と動物。オーガニックに関わるすべてのものが公正でなければなりません。オーガニックコスメ認証団体が動物実験を禁止しているのもこの原則があるためです。

配慮

単に生産性や効率を上げるために技術を使用するのではなく、全ての命がよりよく生きられるよう配慮された技術のみを使おうという考え。

 

自然の恵みを活かした農法とも言える有機栽培は、目には見えない微生物を含めた生態系との相互作用によって成長しています。そのため、有機栽培は環境に優しいこと、そして、人とその他の生物とが平等でなければならないと定めています。

有機農業の4つの原理をクリアしていることを前提に、オーガニック認証(有機登録認証)を受けることで、私たちのもとにオーガニック製品としてと販売することが許可されます。

 

オーガニックを見分ける『有機JAS認証マーク』

オーガニック食品を選ぶときは、認証ラベルがあるかを確認してみましょう。認証ラベルはさまざまな基準を満たしていることを証明します。

登録認定機関から認定を受けた有機農産物の生産者や、加工食品の製造業者が規定を守って生産したオーガニック食品にのみJASマークが認められており、認定のないものは『オーガニック』『有機』という表示ができません。

アメリカ版の有機JASが「USDAオーガニック認証」です。全成分の95%以上が有機栽培でつくられた原料である必要があります。世界でもっとも厳しい認証といわれています。

他にもEUのオーガニック認証ラベル「ユーロリーフ認証」やイタリアの「CCPB認証」、カナダの「COR認証」などがあります。輸入のオーガニック食品を選ぶ時は、生産国・製造国の認証ラベルを調べるとよいです。

JASマークの表示をオーガニック商品を見分ける基準として覚えておくと良いでしょう。

 

オーガニック食品のメリットとは?

オーガニックを生活で取り入れるメリットは、大きく2つあります。

身体に優しい

規制がなく生産された農産物や加工食品には、どれだけの農薬、化学肥料、添加物が使用されているか、考えたことはありますか?

従来の食品で使われている添加物や残留農薬も健康に影響がない程度に抑えられてるので、人体に害があるとは言い切れませんが、できることなら自然の恵みだけを受け取りたいところです。

特に、オーガニックは子供におすすめ!

子供が口にする食べ物の量は、体重に対して大きいため、残留農薬や化学物質の影響を大人よりも受けやすいので、リスク回避のためにも積極的にオーガニックを取り入れてもらいたいです。

地球環境に配慮

オーガニックは、体に優しいだけではなく、植物や動物、環境にも優しいメリットがあります。

農薬や化学肥料を土壌に使用し続けると、土壌の環境が悪化し次第に土がやせ細ってしまいます。

有機農業は、強い農薬や化学肥料を使用しないため、畑の害虫や土壌の微生物、畑の害虫を食べるその他の生物など、さまざまな生態系を守る事が出来ます。

オーガニックは、水質汚染や土壌汚染、大気汚染などを防ぐことで環境を守り、さらに、植物や動物に配慮することで、自然の食物連鎖を促しているのです。

このことからも、なるべく化学物質に頼らないオーガニック食品を選び市場を広げていくことが環境保全に貢献できる行動でもあります。

 

オーガニック食品のデメリットとは?

ここまで聞いてデメリットなんかあるの?と思われるかもしれませんが、オーガニック食品のデメリットも、大きく2つあります。

値段が高い

オーガニック食品のデメリットとして、普通の食品に比べると値段が高い…

強い農薬や化学肥料に頼らない有機栽培は、普通の農業の数倍手間がかかり、害虫のリスクを減らすために人員が必要となるため、有機栽培で作物をつくるためには普通の農業よりもコストがかかっているのです。

さらに、オーガニック食品として販売するために、有機JASの認定を取得するのも費用と時間がかかり、その経済的負担は決して小さくは無いため、認定を諦めてしまう農家さんもいるほど。

このような理由で、オーガニック食品はどうしても普通の食品よりも値段が高くなってしまうのです。

収穫量が少ない

オーガニック商品は流通量が少なく、普通の食品に比べて入手出来る量が少ないというデメリットがあります。

また有機農業は、日本全国の農地の約0.4%だけなので、普通の作物に比べて圧倒的に収穫量が少ないのです。

オーガニックを生活に取り入れたくても、全てをオーガニックにするのは今の日本では大変難しい事といえるでしょう。

 

オーガニック食品を使ってみよう!

オーガニック

今回は、オーガニック食品についてご紹介しました。

多少値が張ってしまうケースもあるオーガニック製品ですが、気軽に環境問題解決に貢献できる数少ないものです。

まだ、使ったことや食べたことがないという方も、ぜひ一度試してみてください♪

 

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